Styling Tips

平成２８年２月２１日　ちかちゃん新報掲載記事

抜け毛で健康チェック！！分け目の所に短い毛があって、ピンピンして、落ち着かないとか思いますね。しかし、これが健康のポイント。短い毛に、長短があれば、抜け毛が続いている証拠。髪は月に1.3㎜位伸びます。それと、抜ける１ヶ月位前から伸びない時期（休止期）になります。４～５月・９～１１月位は抜ける時期ですので、その頃に短い毛がある場合は、そう心配はありません。長引いて長短があれば夏の疲れが体に負担になっていると判断できます。その他の時期に同じ長さ位の短い毛がある場合は、長さから逆算して、その１ヶ月位前に、何か心当たりはないかなと考えてみて下さい。例えばストレス？忙しかった？など。心当たりがあれば、その後の生活の中で、抜け毛する程に疲れない様に、ストレスをためない様にとか、工夫して元気を保って下さい。髪から自分の体やハートの悲鳴に気づきましょう。

平成２８年２月７日　ちかちゃん新報掲載記事

昨年は、戦後70年で戦争の話題の多い年でもありました。

実は、私の毛髪科学の、今は亡き師匠の戦後間もない、苦肉の策的驚きの思い出話しです。当時若かりし師匠は、警視庁に勤め、パーマの液の原料のチオグリコール酸を使った毛髪鑑定をやっておりました。それが美容業界へと導いたとも言えるのですが、物がなく、調味料にも事欠く時代でした。そこで、何とかしたいという使命感から、毛髪はタンパク質を多く含む事に目をつけ、それを毛髪から取り出し、合成し、醤油を作りました。それが、代用醤油です。最初は物がない時だけに売れた様ではありますが、毛髪から作ったと知れると、人はやはり引いてしまわれた様です。これは、本当に戦後、物が無かったんだという切ないエピソードであり、大豆も髪もタンパク質からできているという証でもあります。

ミエちゃんプロフィル

パリ・ミラノコレクション等のヘア・メイク担当

日本毛髪科学協会九州副支部長・一級着付け技能士・アロマテラピスト・美容技術指導講師・講演活動etc.

平成２８年１月２４日　ちかちゃん新報掲載記事

ある日突然気がつく、頭皮の脱毛、そんな経験ありますか？　どうしたんだろう、とすごく気になるものです。

　原因としては、薬の副作用、ホルモン、ストレス、頭皮トラブル（感染）、さく引、圧迫性などがあります。

今回は、その中の男性ホルモンに関わる脱毛について、お伝えしたいと思います。

症状としては、頭頂部を中心に脱毛したり、前頭部が後退したりします。年齢は早い人で17歳頃から、多くは20～30歳代で、40過ぎてからという人もいます。

最初は長い太い毛が抜けますが、症状が進行してくると、細くて短い毛が抜ける様になります。これは症状が進むと、毛周期が短くなってくるからです。頭皮は、脂っぽく、フケが多く、脂漏性です。遺伝が発症の大きな要因ではあります。

予防としては、育毛剤の使用、血行をよくするためのマッサージ、頭皮の洗浄、シャンプー前に毛穴の汚れまでとれる様なクレンジングオイルなどを使用したマッサージを週１．２回するのがベストです。頭皮がかたくなると血行が悪くなりますので、要注意です。髪のための栄養は血液により運ばれていますので。若い男性でも太く、長い抜け毛が年中増えたなあと思えたら、男性型脱毛（若ハゲ）の始まり、と思うべきかもしれません。女性は副腎から男性ホルモンが分泌しています。最近では女性も社会での活躍が大となり、男性型脱毛に似た症状が生じてきています。早いうちから手当をしてあげる事が、その時期を遅くする方法です。若さを保つために、ひと頑張りして下さいませ。

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